周りの意見は十人十色
生後7か月を過ぎたチャー。
ある決断を迫られていた。
ペットを飼っている人なら絶対にぶつかる問題だ。
チャーの場合はメスなので避妊になる。
先生からは、
「繁殖させる気がないなら避妊して、
女性特有の病気リスクを無くすべき。」
と言われていた。
そうだよな~。と思いながら周りの犬友にも、意見を聞いてみた。
すると・・・
「早く落ち着くからやった方がいい。」
「ドッグランにも行っているなら、万が一ということもあるから、するべき。」
「柴犬の子は売れるから繁殖させたらいい」
「せめて1度はお母さんにしてあげないと、動物だって可哀想」
「室内犬なら、自然のままでOK」
「麻酔で死んでしまう子もいる」
などなど、十人十色だったのだ・・・
結局、最終判断は飼い主になり、
どちらを選んでも飼い主の責任になる。
基本、我が家は繁殖させる気はゼロ。
犬はチャーだけと決めていた。
避妊のリスクと、女性特有の病気リスクを天秤にかけてみた。
結果、先生の意見に従い、避妊手術を行うことにした。
ちなみに私の犬歴はチャーで2代目。
実家で以前、やはりメスを飼っていたことがある。
たまたま近所でこの子の母親が出産してしまい
子犬が4匹産まれてしまった。
1匹だけなら助けて上げれる!!と言うことで
4匹の中から真っ白なこの子を選び、家族に迎えることになった。
他の子も母親含め、何とかお家が決まっていたのだが、
母親は脱走して、どこかに消えてしまったらしい。
多分、生粋の野良さんだったのだ。
この子は、はじめ避妊手術はしていなかった。
自然のままの姿が一番!!という母親の信念からだった。
子供の時から飼っていて、脱走することもなかた為、
特に何の問題もなかったのだが・・・
生理痛がとても重かったのだ。
生理の度に、食事も取らなくなり、苦しそうに動けないでいた。
見かねて何度も病院へ行く度に、避妊手術を勧められ、
この子が、少しでも楽になるのならと、4歳の時に手術を決めた。
結果、19歳まで頑張り、元野良さんとしては大往生であった。
多分、この問題に正解も、不正解もないと思う。
避妊しても、他の病気に掛かってしまう事もあるし、
避妊しなくても、ガンなどにならず、20歳まで頑張っている子も大勢いる。
どちらを選んでも、その子が長く一緒にいてくれることが一番で
その子のことを思い、考慮した結果なら、どちらでも正解なんだと
私は思っています。
出来るだけ永く一緒にいてね。